ホームレスを生まない社会を創造しよう
生活困窮者の宿泊所建設に、寄付6,000万円集まる
認定 | NPO法人抱樸(福岡県) |
ホームレスの自立支援から
ホームレスを生まない社会づくりへ
1988年の野宿労働者調査に端を発したNPO法人北九州ホームレス支援機構は、2014年7月「抱樸(ほうぼく)」に名称変更しました。ホームレスの社会復帰支援を続ける中で、たとえホームレスから自立しても、再び困窮下におかれたり、地域で孤立したりと、自立後も存在する貧困や格差に目を向けなければホームレス問題は解決しないと考え、事業を展開しています。現在、ボランティア及び専門スタッフにより、次の5つの事業が行われています。①ホームレス自立支援 ②生活保護受給者等の就労支援 ③自立者の地域生活支援 ④罪を犯した高齢・障がい者の更生保護事業 ⑤無料低額宿泊所「抱樸館」の運営。こうした事業を通じて、年間約150人、これまでに約2,500人のホームレスの自立を支援しています。
「抱樸館」の建設に寄付6,000万円
寄付金はほとんどが個人からで、年間約2,000~ 3,000万円に上ります。抱樸館の建設資金集めの時には、6年間に6,000万円の寄付が集まりました。委託事業が大きくなっても、自主事業の大切さを理解して寄付してくれる方が毎年いらっしゃいます。傷つき、疲れた人々が今一度抱かれる“抱樸”に託した思いとともに、寄付者の方々を今後も大切にしていきます。