年間12,758件の相談電話
寄付収入で、24時間相談の拡大を目指す
認定 | NPO法人高知いのちの電話協会(高知県) |
苦しみを抱え助けを求める電話は増加傾向
死にたいと思うほどの深い悩みや苦しみを一人で抱えている人がいます。心の悩み、身体の健康、学校や職場、人生、家族・親族の悩みなど、だれにも相談できない人の苦しみを受け止める場所が必要です。いのちの電話は、精神的な危機に直面し、助けと励ましを求めている一人ひとりと「電話」で対話するボランティア活動です。1986年に前身「こころのダイヤル」が設立され、13年後、「高知いのちの電話」が開局されました。「死にたい」という気持ちをストレートに話される時言葉に詰まります。しかし、その気持ちを客観的にとらえながら、苦しみを受け止めるように努めています。そして、電話を切るときに、今日は命を絶つことを思い留まると約束できるつながりを作っています。2013年度は、12,758件の相談電話がありました。高知県は自殺率が常に全国ワースト10、中山間地域ではワースト5 に入っています。自殺を考える理由は様々で、相談件数は毎年増加しています。それぞれの問題点を受け止め寄り添うことができれば、多くの尊いいのちは救われます。
24時間相談電話の日を増やしたい
毎日午前9時から午後9時までの12時間、毎月10日はフリーダイヤルで、午前8時から翌朝8時までの24時間、電話相談に応じています。相談料は無料。ボランティアの電話相談員は、教育研修に係る費用も自己負担で現在107人の実働ですが、年に数日、相談者がいない空白時間が発生しています。相談員をさらに養成して、 24時間相談日を月に1日から2日へと増やしたいです。