障がい者が地域で自立するために
寄付2,000万円 多機能型福祉施設の建設プロジェクト
認定 | NPO法人いわき自立生活センター(福島県) |
障がい者の自己決定による“自律”生活
いわき自立生活センターは、どのような障がいがあっても、自己決定・自己選択に根ざした市民生活が送れる社会の実現を目指しています。障がい者の「自立」とは自分で着替えや排せつができることや、経済的に自活することではなく、自分の生活を自己決定し、その結果に対して自分が責任を持つ「自律」であると考え、主に4つの事業に取り組んでいます。1つ目は同じ障がいのある仲間同士の悩み相談や自立生活に必要な知識・技術の学習プログラム。2つ目は訪問介護事業。3つ目は障がい者の生活介護事業所や就労支援事業所の運営。4つ目は地域生活相談室で、公的な介護・障がい者福祉制度の利用支援や制度外の介助サービスの情報提供を行っています。
目標額は寄付2,000万円
現在、多機能型福祉施設の建設計画を進めており、2016年度着工の予定です。いわき市のほぼ中央、いわきニュータウンの高台に位置する1,350坪の広大な土地に建設します。障がいのある仲間たちも計画づくりから参加しました。この施設は、障がい者の通所施設や介護事業の拠点からなる福祉サービス棟と、バリアフリーの居室等があるグループホーム棟が隣接し、地域の福祉避難所としても機能する、新しい試みです。総工費用は3億8千万円。国や市の補助金、借入れを行ってもなお不足する2,000万円を寄付で集める計画です。