豊かな汽水湖 遊べるきれいな中海・宍道湖
みなし寄付金を活用しています
認定 | NPO法人自然再生センター(島根県) |
中海の自然再生
私達の目標は、山陰の汽水湖である「中海」を、昭和20年代後半~30年代前半の環境に再生することです。島根・鳥取両県にまたがる中海は日本で5番目の大きさで、隣り合う宍道湖を合わせると、汽水湖としては日本で最大の大きさを誇ります。干拓淡水化事業が始まってから50年、中止されてから10年以上が経ちましたが、高度経済成長の開発行為も加わって、傷ついた中海はそのまま残されています。私達は、国、自治体、企業等と連携して、自然再生推進法の下、事業を展開しています。また、泳ぐ、釣る、遊ぶ等、人々が親しんでいた湖とのつながりを取り戻すために、地域住民、とりわけ子どもたちによる保全活動や環境学習に力を入れています。
みなし寄付金の活用で環境学習の推進を
国や自治体などの補助金だけでなく、中海・宍道湖の自然再生を願う企業等との連携事業も大きくなってきました。収益が増え、法人税も増額しましたが、認定を取得したことでみなし寄付金が活用でき、減税することができました。その分で、今まで他からの委託金、補助金に頼っていた子ども達との環境学習を、自主事業として行えるようになりました。そのため契約に縛られることなく、自然相手の活動も、良い時期に、またその場の状況で迅速に変更ができるなど、さらによりよく安定的に展開できています。また、組織の基盤強化にも生かせ「汽水湖の自然再生」という目的を中長期的に見据えることができるようになりつつあります。