知的障害を持つアスリート200人
スポーツで成長し、能力を発揮する場をつくる
認定 | NPO法人スペシャルオリンピックス日本・宮城(宮城県) |
スペシャルオリンピックスを宮城でも
スペシャルオリンピックス(SO)は、知的障害のある人々のスポーツを通じた社会的自立を目指す国際的なスポーツ組織です。日本では1960年代に始まり、各都道府県に地区組織が誕生。SO日本・宮城は6番目の地区組織として1995年創立、2003年にはNPO法人化し、2013年に認定を取得しました。宮城県では、陸上やバスケットボール、スキー、フィギュアスケートなど夏・冬合わせて15競技を行っています。週1回で合計8回のトレーニングと競技会出場が基本のプログラムです。4年に1度、世界大会もあります。競技の楽しさを感じられるよう能力別にグループ分けをしたり、全員表彰を行ったりするなど、他者との比較より「自己の成長」を重視しているのが特徴です。スポーツを通じて、ルールを守るなどの社会性も学んでいきます。
アスリートを支える300人のボランティア
宮城県では仙台市や石巻市、気仙沼市などに200人を超えるアスリート(参加登録者)がおり、練習や大会の運営は約300人のボランティア無しでは実施できません。また、ある県内大手企業ではバザーの売上寄付や賛助会費・スポンサー契約に加え、社員の皆さんが家族ぐるみで支援してくれるなど、財政面では多くの企業に支えられています。優遇税制の廃止・縮小はとても困ります。